ぬまさんの 釣りの本棚(T)
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著者=あ・い・う・えてぃかる。 | |||
タ イ ト ル | 著 者 | 出 版 社 | コ メ ン ト・初版年月日 |
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THE COMPLEAT ANGLER | IZAAK WALTON 1593-1683 |
研究社 | 研究社英文学叢書 岡倉由三郎註釈。非売品。第5版の第1部のみ。英文の本文と巻末註訳。巻頭に岡倉の序、及びINTRODUCTION。1926.5.20 |
釣魚大全 | アイザック・ウォルトン | 元々社/民族教養新書 | 英文学者・下島連訳。原書5版より、第1部のみ。1954.10.30 |
完訳=釣魚大全 | アイザック・ウォルトン | 虎見書房 | 釣師、評論家・森秀人訳。第2部まで集録。魚名附会、ウォルトン伝付録。1970.11.10 |
完訳=釣魚大全 | アイザック・ウォルトン | 角川選書 | 同・森秀人訳。虎見書房解散のため、角川より、改訂再版。1974.12.30 |
初版本 釣魚大全 | アイザック・ウォルトン | 関西のつり社 | 神学者・杉瀬祐訳。原書初版本の初翻訳。日本語訳の歴史、初版本について等、研究資料豊富。1977.8.20 |
釣魚大全 | アイザック・ウォルトン | 小学館 地球人ライブラリー |
作家・立松和平訳。第1部の訳。1996.8.20 |
『完訳』釣魚大全T | アイザック・ウォルトン | 平凡社ライブラリー | 釣りの翻訳書が多い飯田操の訳。1997.1.15 |
『完訳』釣魚大全U | C.コットン R.ヴェナブルズ |
平凡社ライブラリー | 同飯田操訳。コットンの第2部と、初めてヴェナブルズの第3部が集録された。「The Universal Angler」版。1997.12.15 |
「釣魚大全」大意 | アイザック・ウォルトン | つり人ノベルズ | 経済学者・椎名重明の大意と薀蓄。1998.6.1 |
ブラックバス | 赤星鉄馬 1873-1951 |
イーハトーヴ出版 | 大正14年芦ノ湖にブラックバスを放流。バス釣師必見の書。東京アングリングクラブ会員。「鯛釣りの要領」著。1996.6.22 |
釣り天狗 | 朝倉文夫 他 1883-1964 |
中央公論社 | 14人の釣の随筆集。名作有り。1955.8.15 |
あまご便り | 天野礼子 | 山と渓谷社 | 師、山本素石の遺志を継ぎ長良川に取り組む渓流ウーマンライター。1988.9.15 |
日本の名河川を歩く | 天野礼子 | 講談社α新書 | 天野礼子独善の私的河川ミシュラン。2003.7.20 |
海からの贈り物 | 天野礼子編 | 東京書籍 | 柳沼武彦、松永勝彦、中村征夫、小島正美・共著。森と川と海を結ぶ三部作の第三部。海を見つめる人たちの活動と警告。「森は海の恋人、川はその仲人」−梅原猛からのメッセージ。1997.3.24 |
カワハギ万歳! | 嵐山光三郎 他 | PHP新書 | PHP新書 「カワハギ万歳!」 嵐山光三郎編著。山下丸船長、横浜かわはぎ釣り研究会会長、横浜竿師、海洋生物学者、料理家など、多彩な専門家のインタビューと著作集。嵐山光三郎が露払いをあいつとめます、カワハギ解体新書。2004.11.29 |
燃魚(バーンフィッシュ) | 壱岐賢也 | 鉱脈社 | 釣りの短編集。月刊南のつり掲載作品。2001.5.1 |
釣り舟・船長のひとりごと | 石井泉 | 自由国民社 | 続編を最初に読みました。やっとさがして大船の古本屋の軒先にありました。船長後免。古本では儲けになりませんね。1997.7.10 |
続・船長のひとりごと | 石井泉 | 自由国民社 | 何しろ面白い。伊豆富戸の船長のつぶやき。1999.8.25 |
釣遊秘術・釣師気質 | 石井研堂 1865-1943 |
アテネ書房 | 本の厚さ、復刻本の活字の読みづらさ等が、この名著に手を出しかねていた原因でしたが、呼んでみて感心しました。僕の年代では充分に読みこなせる、懐かしい文体で、まるで落語を聞くが如き名調子で読み進むことが出来ました。1906年博文館より初版。幸田露伴序。明治の釣を知ることが出来、今も変らぬ釣師気質に思わず吹き出します。1987.5.20 |
一本釣り渡世 | 石橋宗吉 | 筑摩書房 | スパンカー、鯖のハイカラ釣りを考案した千葉勝浦の漁師語り。加藤雅毅記。1996.2.15 |
機関車先生 | 伊集院静 | 講談社文庫 | 生徒数7人。瀬戸内の島の小学校に代用教員として赴任した発声障害者の先生と子供達と島の人たちの物語。秀作。1997.6.15 |
誰も知らない東京湾 | 一柳洋 | 農文協 | 横須賀の漁師の末裔ダイバー。元気な東京湾を観察する一人。1989.7.15 |
誤釣生活 | 糸井重里 | ネコス | バス釣りは、おもつらい。コピーライターのバス釣り。1996.12.6 |
溯り鮒 | 伊藤桂一 | 新潮社 | 溯り鮒ほか、短編集。1964.11.25 |
釣りの風景 | 伊藤桂一 | 平凡社ライブラリー | 釣の随筆と小説。「河畔の人」は良い小説です。1995.10.15 |
チヌ | 伊東佐和子 | 透土社 | 女優、チヌ釣りトーナメンター。鮎も釣ります。伊東佐知子さんのHPが閉鎖されました。ご回復を祈ります。2001.8.17 |
おんな釣り師伊東佐知子 | 伊東佐知子 | 牡牛座 | タレント伊東佐知子から、釣りイベントプロデューサー伊東佐知子へ。雑文を書き散らすフィッシングライターにはならないで下さい。応援しています。2003.8.15 |
残り鮎 | 稲垣瑞雄 | 栄光出版社 | 魚をたて糸にして編んだ小品集。1973.11.5 |
鮎釣り海釣り | 稲葉修 1909-1992 |
二見書房 | ロッキード法務大臣、家族総出の釣り。1982.6.15 |
えりもの春 | 稲本正 | 小学館 | 副題「木を植えた漁師たち50年の闘い」鮭がもどり、昆布がよみがえったえりもの海の漁師たち。2003.6.20 |
城砦 | 井上靖 1907-1991 |
毎日新聞社 | 釣りの場面のある小説。この小説を書くにあたって、毎日の永田一脩が井上靖を伊豆に案内したと、津山章作の「名作のなかの釣り」に書かれている。1964.5.15 |
離島の大物釣り | 井ノ口和雄 | 東京書店 | 先ず天気図の講義から始まる正統、離島イソ釣り How to 書と離島釣り場ガイド。11PMのフィッシングに出演していた良き時代の磯釣りマン。出版年月日記載なし。 |
川釣り | 井伏鱒二 1898-1993 |
岩波文庫 | 1952.6 に岩波新書として発刊後、現在も文庫に引き継がれている釣り随筆、釣りの短編小説集。井伏鱒二の顔、体型と鮎の長竿、渓流のヤマメはどうも合わないが、かなり熱心に釣りに取り組み、多くの土地で師匠をもった釣生です。そろそろこの名作も古典と呼ばれる時代かもしれない。1990.9.17 |
釣師・釣場 | 井伏鱒二 | 新潮文庫 | 隠居釣師の釣り談義、聞書き集。1964.6.30 |
釣人 | 井伏鱒二 | 新潮社 | 井伏の言う雑文集。最後の風貌・姿勢(ゴシップ)が良い。1970.6.30 |
荻窪風土記 | 井伏鱒二 | 新潮文庫 | 阿佐ヶ谷の釣具屋を収録。太宰治については一言だけしか書いていません。この時代を土屋さんが見ていたわけです。1987.4.25 |
鮎つりの記 | 井伏鱒二 他 | 朔風社 | 井伏、太宰、瀧井他、大変に優れた21篇の鮎釣り記。朔風社・川釣り三部作の最終編。1984.8.31 |
イワナとヤマメ | 今西錦司 1902-1992 |
平凡社ライブラリー | 今西先生にとって釣りは学問であり、ライフワーク。1996.2.15 |
百魚歳時記 | 岩満重孝 | 中公文庫 | 正統お魚の歳時記。1980.1.10 |
マンボウの刺身 | 岩本隼 | 新樹社 | ゴンズイ汁を召し上がれ。岩本さんの香にのめりこんだ自伝。1993.8.10 |
マンボウの刺身 | 岩本隼 | 文春文庫 | 文庫本が出ました。2003.3.10 |
漁師町のマラソン | 岩本隼 | 新樹社 | 著者が若潮マラソンを完走し、ランナーの目で館山の町と住む人々をスケッチします。2部は館山市の姉妹都市から来た北米女性のホームステイ受け容れ記。1994.1.25 |
ゴンズイ三昧 | 岩本隼 | 新潮社 | 房州香漁師町暮らし。香の素晴らしき面々。1996.8.10 |
絶品マトウダイ | 岩本隼 | 出窓社 | 釣人ではない浜の人々の生活、高橋治さんと岩本さんは潜りの名人。1998.4.27 |
漁師の知恵袋 | 岩本隼 | 講談社α新書 | 水ナマス知ってますか。ウルメイワシ僕大好きです。2000.6.20 |
漁師vsインターネット | 岩本隼 | 出窓社 | 漁師、岩本家のインターネット奮闘記。ヨーコさんの活躍が光ります。是非こうやつ新聞をご購読ください。2003.3.15 |
山里の釣から | 内山節 | 同時代ライブラリー | 自然と労働と釣りと哲学。内山さんの文章は真直ぐに入ってきます。初版1980.4日本経済評論社。1995.1.17 |
自然と労働−哲学の旅から- | 内山節 | 人間選書 | 哲学者が山里に旅し、四季を移ろい、釣りをするとこんな1冊が出来上がる。僕も堤防の哲人を目指そう。1986.1.25 |
山里紀行 | 内山節 | 日本経済評論社 | 是非文庫でシリーズを出して下さい。1990.4.25 |
やませみの鳴く谷 | 内山節 | 新潮社 | 上野村からロシアへフランスへ、哲学の旅。1992.9.15 |
森にかよう道 | 内山節 | 新潮選書 | 知床から屋久島までの森を通し、日本の行方を見つめる。1994.7.30 |
森の旅 | 内山節 | 日本経済評論社 | 山里の釣りからV。官営林業からの脱却、新しい山里の時代の予感。1996.5.30 |
里の在処(ありか) | 内山節 | 新潮社 | 通い続けた群馬県上野村に土地と家を手に入れてからの村の生活。釣人の名著。2001.5.20 |
山里のごちそう話 | 内山節 他 | ふきのとう書房 | 群馬県上野村の哲学者・内山節、信濃の蕎麦打ち料理人「職人館」主人・北沢正和、東京在住の詩人・谷川俊太郎等の鼎談集。新種・里山文化人の旗手たちと風の詩人の何ともややこしい保護者付き文化論トークショウとでも言いますか。2003.2.25 |
麦わら帽子の釣り本散歩 | 大崎紀夫 | 三樹書房 | 釣本の研究者は慶応義塾図書館に勤務していた丸山信さん、コレクターの金森直治さんを双璧とするが、生まれ育った戸田のボートコースの釣りから語り始める大崎さんはとても身近な釣り本の案内人です。1989.10.5 |
麦わら帽子の釣り本探訪 | 大崎紀夫 | 三樹書房 | 月刊「へら」に連載された麦わら帽子の釣り本散歩と、釣り本探訪、上下2冊の構成になっています。野ベラ釣りの旅の著書もあります。1993.3.20 |
曇り時々雨 | 大西甘鯛 | 文芸社 | ドヘンコ釣り師のぼやき。甘鯛流家元の歳時記風釣りエッセイ。お見事。自分の釣りにヒントを与えてくれる指南書。2000.5.1 |
東京湾で魚を追う | 大野一敏/敏夫 | 草思社 | いつも行く東京湾がこんなにダイナミックだったなんて信じられません。加藤雅毅編。1986.11.25 |
釣魚秘伝集 | 大橋青湖編 1893-1962 |
渡辺書店 | 1930.8.15第一書房版の複製。大橋青湖は明治の大出版社、博文館の創業者、大橋佐平の子で、釣具から、釣文献の蒐集家。多くを戦災で失うが、この本を残したておいてくれた。何羨録を初めとする江戸期の釣魚秘伝集。生年は丸山信によると1890年となっているが、没年まで記してあった金森直治さんのデータを採りました。1972.10.1 |
大利根開化伝 | 大屋研一 | 三五館 | 渡良瀬川、利根川、江戸川、子名木運河、隅田川、鉄道の出来る前の時代の流通動脈、高瀬船船頭幕末三代記。2002.9.6 |
魚ごころ釣りごころ | 緒方昇 1907- |
創思社 | 巻頭から巻末まで、魚を釣ったり、泡盛を飲んだり、詩をつくったりしている。1962.8.10 |
魚との対話 | 緒方昇 | 現文社 | 号、釣禅堂魚仏。副題・釣のエッセイ。巻頭で雪枝夫人の魚拓が飾る。夫釣妻拓。1967.1.15 |
つりの道 | 緒方昇 | 二見書房 | 釣魚名著シリーズ。詩人の釣り、磯釣りから蕪村の俳句まで。1976.2.25 |
北の河・南の海 | 岡村夫二 | 光風社書店 | 副題=世界釣りの旅。画家で雑魚クラブの中心メンバーの一人であった岡村夫二の、日ソ親善釣りの会の訪ソ釣行記、南太平洋親善釣りの会のニュージーランド釣りの旅、そして日本の釣記。画家の目が見事なスケッチを原稿用紙に写した作品。1970.7.20 |
岩魚釣りのある旅 | 岡本親宣 | 花伝社 | 左派・過労死弁護士の岩魚釣りと活動記録。1994.5.10 |
釣りがもっと楽しくなる本 | 奥山文弥 | PHP文庫 | フィッシングジャーナリストの釣り雑学。2000.11.15 |
日本渓流釣り紀行 | 小口修平 | つり人ノベルズ | つり人社会長の書き散らし文集。1999.12.20 |
釣りに技あり | お魚倶楽部 | ベースボールマガジン社 | 一風変わった釣りのhow to集。人類の英知が生んだ釣り技面白情報見聞録の決定版。1993.11.30 |
岩魚 | 小田淳 | 叢文社 | 岩魚・幻魚・漁火3編。自然との共存する為に自然への挑戦。1975.9.30 |
釣師 | 小田淳 | 叢文社 | 釣師・妖竿・死神・釣宿。4編。釣小説。1976.10.5 |
鮎 | 小田淳 | 叢文社 | 釣小説のひとつのあり方を提示した作品。1990.7.15 |
カ−ンバック・サーモン | 小田淳 | 世界書院 | 鮭よ、記憶の川をのぼれ。鮭の研究書と、小説の合体文学。1983.2.15 |
天保の釣り・原題「名竿」 | 小田淳 | つり人ノベルズ | 精神を統一して、天の方向へ向けた竿先に心を集中する。1997.11.20 |
釣り人の語り草 | 小野勝美 | 清水書院 | いい本です。行く先々での振れ合い、厳しい渓と豪快な磯を満喫できます。巻頭の版画「イワナ眠る」は古本以上の価値がありました。1986.2.15 |
渓の谺 | 小野勝美 | つり人ノベルズ | この本のみペンネーム久和数美で出版。渓流釣師の渓流小説。1992.3.1 |
菜の花の渓 | 小野勝美 | つり人ノベルズ | 6編の秀作小説。1999.5.20 |
釣ってつられて | オール阪神 | 六法出版社 | 残念なことに六甲出版社ではありません。コンビ結成15周年記念作品エッセイ集。1990.11.1 |
若狭の漁師、四季の魚ぐらし | 貝井春治郎 | 草思社 | 若狭高浜の素晴らしい漁師・画家。人と魚と労働が画のテーマ。1997.11.5 |
フィッシュ・オン | 開高健 1930-1988 |
新潮文庫 | サントリー宣伝部元コピーライターは福田蘭童に教えをこい、秋元啓一カメラマンを連れ、当時の戦地をかすめながら、アンバサダー5000Cと共に地球を釣り行く。1974.8.25 |
私の釣魚大全 | 開高健 | 文春文庫 | 開高健の釣り薀蓄集。なかなかの名著です。1978.8.25 |
オーパ | 開高健 | 集英社文庫 | アマゾンにオーパ。アマゾンを救わなければいけない。1981.3.25 |
釣り人語らず | 開高健 | 潮出版社 | 副題=開高健全対話集成3・釣編。釣り人=末広恭雄、井伏鱒二、大庭みな子、杉瀬祐と釣りをしない吉行淳之介との、両手を縛っても大風呂敷を広げてしまう、対談集とは言いがたい開高釣り自慢節。1982.6.10 |
釣魚文学大全 水の誘惑 | 開高健編 | 青銅社 | 釣り以外、開高健の著作を読んだことがないので作家としての評価を出来ない。しかし彼は20世紀最後の読書家ではないだろうか。1979.12.15 |
日本の名随筆「釣」 | 開高健編 | 作品社 | 先ず読んでください、開高健の選んだ釣の随筆、27編+1章。1982.10.25 |
魚派列島 | 甲斐崎圭 | 中公文庫 | 行動派食道楽。釣ではない。1997.10.18 |
竿をかついで日本を歩く | かくまつとむ | 小学館 | BE-PALのアウトドア派。これは色んな釣を書いています。1998.5.1 |
魚狗の歌 | 笠木實 | 二見書房 | 海も渓も、赤城山からパリ郊外まで釣り歩いた画家の画文集。大変面白く一気に読んでしまいました。1974.2.20 |
釣師井伏鱒二 | 嘉瀬井整夫 | 林道舎 | 釣をやらない文芸評論家で井伏鱒二研究家、嘉瀬井整夫の井伏鱒二釣文庫の解説寄せ集め集の様な井伏論。プロローグに津軽采女の何羨録、エピローグに開高健のフィッシュ・オン等を添えて体裁を整えました。1988.8.20 |
岩魚の休日 | 桂歌丸 | リヨン社 | 副題=ちょっとうるさい釣り行脚。海から始まって、川から谷へ、そして、奥利根の源流まで遡りつめた釣りの師匠、落語のように、早口で、せっかちで、片意地な釣りです。1986.4.23 |
かげろうの釣りあとさき | 加藤須賀雄 | つり人社 | 毛バリ釣りの自分史。フライフィシャー座右の書。2001.3.20 |
日本の渚 | 加藤真 | 岩波新書 | 副題=失われゆく海辺の自然、とあるが、既に失われたとした方が良い状況になってしまっている。かつての状況を説明するのに万葉集から和歌を引いたり、江戸時代の俳句、浮世絵などを見せて読者を納得させる、海辺の生物学者の名著。1999.4.20 |
盆の釣 | 門谷憲二 | 朔風社 | 盆の釣、盆の川の2編。釣文学を意識して書かれた本。1992.8.10 |
列伝日本の釣り師 | 金森直治 | 岳洋社 | 釣り文献のNo,1コレクター金森直治さんの紹介には、「汗牛充棟」という形容詞が付いていました。露伴から始める43名の釣り師たち。釣文化史研究は金森さんと慶応の丸山信さんが第一人者でしょうか。1980.11.11 |
釣の風土記 | 亀井巌夫 | 二見書房 | 釣魚名著シリーズ。鮎と渓流釣り。郷にわけ入り、人を訪ねた、関西のジャーナリストの里山風土記。1978.11.20 |
海と人生 | 唐木専爾 | ふるさと文庫 | 1969年の房総半島ルポ、1992年23年後の変容記。1993.9.10 |
死んだ魚を見ないわけ | 河井智康 | 角川ソフィア文庫 | 水産庁の科学者が「しんかい2000」で海底を探索、謎を究明するノンフィクション。1999.8.25 |
雨鱒の川 | 川上健一 | 集英社文庫 | 今は無い少年の川遊び。そして大人へ。1994.9.25 |
魚に寄せる日々 | 川口祐二 | 光出版 | 海の幸のエッセイ、人間への警告のエッセイ。1989.5.25 |
女たちの海 | 川口祐二 | ドメス出版 | 漁師を支える女性達の日本列島ルポ。1990.8.30 |
幸田露伴江戸前の釣りの世界 | 木島佐一 | つり人社 | 現代語訳露伴。幻談、鼠頭魚釣りなど露伴を集めてくれました。古典は原文のままで残して欲しい。2002.2.20 |
ドクトルマンボウ航海記 | 北杜夫 | 新潮文庫 | 水産庁調査捕鮪船同乗の5ヶ月。40年ぶりに改めて読み北杜夫さんの才能に感服しました。1965.2.28 |
旨い地酒を求めて | 北川広二 | 講談社文庫 | 「日本全国旨い地酒を求めて 釣竿片手に」が正式タイトル。酒蔵を訪ねて杜氏と、蔵主と、大吟醸を聞き、そして沢をつめ岩魚を追う。1993.3.15 |
ドラゴン・フィシュを釣りあげろ | 喜多嶋隆 | 光文社文庫 | 沢村航太郎、爽快ミステリー。喜多嶋隆さんの本は、みんな釣りの姿勢が語られています。1993.9.20 |
天使のリール | 喜多嶋隆 | 中公文庫 | 角田潮里21歳。釣船アロハ丸船長。清爽な釣船小説です。2000.7.25 |
○(ゼロ)の魚拓 | ぎぼういさお | 朔風社 | 退職校長先生の魚拓釣日誌。雨でも風でも海に遊ぶ。1991.9.5 |
神戸釣り倶楽部 | 木村榮一 | 平凡社 | 海釣りからも哲学を生みますか。教授ののエッセイ。1999.8.25 |
山釣りのロンド | 熊谷栄三郎 | 山と渓谷社 | 今や釣本の古典になりつつある、京都新聞ジャーナリスト熊谷さんの名著。関西方面の名だたる釣師との交流を描く釣り半生記自伝。1985.2.20 |
魚味絶賛 | 軍司貞則 | 小学館 | 湘南の魚食いの気取ったリストランテ。養殖、冷凍、輸入、産地不明を使わない店で食事をしましょう。1997.12.10 |