ぬまさんの 釣りの本棚 (V)
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著者=あ・い・う・えてぃかる。 | |||
タ イ ト ル | 著 者 | 出 版 社 | コ メ ン ト・初版年月日 |
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釣人の四季 | 中山善三郎 1904-1974 |
明玄書房 | 釣り場に恵まれた新聞記者の転勤釣記。装幀・西原比呂志。1953.4.5 |
釣りキチの履歴 | 中山善三郎 | 丸の内出版社 | 男鹿半島のカンダイ釣りから、ざこくらぶ迄。1970.12.1 |
釣り道楽 | 那須良輔 1913-1989 |
ポケット文春 | 釣った魚の紳士淑女録、シー・ハント記、われら釣りキチ。1964.6.20 |
釣り春秋 | 那須良輔 | 大陸書房 | 釣り味アジな釣り・海、川と随想。釣り道楽+α。1978.10.4。 |
魚と遊ぶ―釣りと料理― | 那須良輔 | 旺文社文庫 | 釣りと魚と料理の画文集。1983.10.25。 |
釣りキチ賛歌 | 那須良輔 | つり人ノベルズ | 自称釣りキチの釣り随筆と漫画家生活50年自伝。釣り道楽の再版。1995.8.1 |
イワナ 秘境の追跡 | 成瀬泰雄 | 三樹書房 | 僕たちの山小屋があった雑魚川から始まる伝説の秘境集。1995.4.10 |
土佐のかつお一本釣り | 西川恵与市 | 平凡社 | 加藤雅毅編。「東京湾で魚を追う」の加藤さんが聞く、一本釣りのかつお漁師の話し。1989.2.23 |
漁師の磯料理 | 西潟正人 | 徳間書店 | 逗子の地魚料理「魚屋」主人の食い物話。ハコフグを知ってますか。1997.7.31 |
防波堤釣りの極意 | 西野弘章 | 山海堂 | まず、1匹釣りたい人へ。そして、夢の爆釣を実現したい人に贈る超実践的テクニック。天狗も初心に返って読むと良い薬になります。1999.7.1 |
ありがとう魚たち。面白かったよ、釣り人生! | 西山徹 1948-2001 |
つり人社 | 2001年3月2日、52歳で釣り人生を終了したフィッシングキャスター。2001.4.10 |
珊瑚 | 新田次郎 1912-1980 |
新潮社 | 五島列島の珊瑚漁に賭ける男たちの生活。1978.11.15 |
ヒマラヤを釣る | 根深誠 | 中公文庫 | パキスタン、ネパール、インド、根深さんのフィールドでの釣り。1999.7.18 |
東北の山旅釣り紀行 | 根深誠 | 中公文庫 | 白神山地を始め地元青森の山と渓流釣り紀行。2000.7.25 |
釣れま仙人のたわごと | のざわ鯛損 | 新風舎 | チヌ釣師のめちゃくちゃ暴言集。1999.11.18 |
新・放浪記 | 野田友佑 | 本の雑誌社 | 別にヒッピーを気取ったわけではないが、自然系自由型文化人として現存し、決して絶滅することの無い希少種。若き日の流浪と25年後の放浪自伝エッセイ。1995.10.5 |
南へ | 野田友佑 | 文春文庫 | カヌーの船頭を職業にして今も活躍している文化人。2000.7.10 |
呑馬先生釣日記 | 野間仁根 1901-1979 |
オリオン社 | 千葉太海を愛した画家釣師。こんな良い本が最近ありません。是非探して読んでください。1962.4.5 |
野間仁根作品集 | 野間仁根 | 吉海町立郷土文化センター | 野間仁根の故郷・吉海町が収集した画集。仁根は福田蘭童の本の装丁もしています。2002.10.27 |
島物語 | 灰谷健次郎 | 角川文庫 | 島に引っ越して畑を耕す画家先生と、船で学校に通う子供、そして街の仲間と、島民の接触。T,U2冊。T-2000.8.25、U-2001.7.25 |
魚つり三十年 | 土師清二 1893-1977 |
青蛙房 | 主にヤマベ、マブナ、鮎を釣った捕物時代小説作家の随筆と、短編。三代目竿忠に慕われ、東京大空襲の竿忠一家爆死とその後を描く「惜竿記」、そして1代目音吉の「竿師」が載録されています。1957.4.10 |
つり人生 | 土師清二 | 二見書房 | 「魚つり三十年」の焼き直し名著シリーズ。1975.10.20 |
うまい魚が食いたい | 橋本憲一 | 晶文社 | 京の小料理屋「梁山泊」主人と元漁師の魚屋、二人の日本の魚・奮戦記。1985.1.30 |
にっぽん海釣り紀行 | 長谷川清 | 崙書房 | 転勤と供に日本を釣りまくった公務員の海釣り紀行。1991.10.10 |
鯰に始まり鮎に終わる釣り人生 | 長谷川登 | 近代文芸社 | 鯰を釣った最初から、竿を折るまでの釣り。2000.2.20 |
リアスの海辺から | 畠山重篤 | 文春文庫 | 副題=森は海の恋人。帆立貝、ザビエル、そしてサンチャゴへ。森を育てる漁師のリアス式海岸お遍路。2002.5.10 |
イギリスの釣り休暇 | J.R.ハートリー | 早川書房 | 永井淳、芦沢一洋訳、もちろんフライフィシングです。1994.7.15 |
春鮒日記 | 英美子 | つり人ノベルズ | 釣人中林淳眞の母が書いた牛久の疎開生活。秀逸な作品。1994.4.20 |
巨鮎に憑かれた男たち | 花見正樹 | つり人ノベルズ | 鮎釣りを主題に釣りと自然との綾を描く本格ミステリー小説。1999.8.10 |
釣人物語・緑の水平線 | 林房雄 1903-1975 |
浪漫 | 雑魚クラブに誘われなかった堅物・林房雄の釣り小説。1973.6.25 |
釣人物語・緑の水平線 | 林房雄 | 二見書房 | 釣魚名著シリーズ。1978.6.12 |
釣り坊主がゆく | ひぐち日誠 | 山と渓谷社 | めちゃくちゃで愉快なお坊さんの釣り。たのむよもっとおとなしく。2002.2.10 |
釣り坊主、今日もゆく | ひぐち日誠 | 山と渓谷社 | 本の帯曰く、これは釣りの本ではありません。 僕は釣りの本を作者50音順に並べているので、林房雄の二見書房名著シリーズと、日高基裕のアテネ書房名著復刻に入ってひぐち日誠の2冊がふんぞりかえっています。 2006.3.10 |
釣する心 | 日高基裕 | アテネ書房 | 名著復刻「日本の釣」集成。永井荷風序。 文中に14歳の頃、松岡文太郎(文翁)に連れられて多摩川で鮎を釣ったとある。とすると当時立教中学の生徒であったのか、しかし別の場所に釣りに行った土地の子供に慶応と答えている。赤星鉄馬の招待を受け、芦ノ湖でブラックバスも釣っている。釣りの座談会などにも出て、東作とも故意にしている。釣りの本もかなりの数を読破しており、戦後の人にはまねの出来ない文章を書いている。カリエスを患って一時期江ノ島に転地療養しているが、何を本業とする人なのかこれ以上の経歴が判らない。1979.5.15 |
続魚籠 | 樋詰誠明 | 自費出版 | 大変にきれいな魚拓・随筆集です。1982.6.27 |
釣りの科学 | 檜山義夫 | 岩波新書 | 釣人にヒントをくれる科学する魚の本。1969.7.21。 |
魚−魚拓に見る魚の四季- | 檜山義夫 清水游谷 |
講談社 | 東大教授、魚拓の会会長、雑魚クラブ会員の檜山義男が四季の魚のエッセイ、魚拓界の先駆者、清水游谷が魚拓と、魚拓のとり方をを書いた名著。1956.7.20 |
イワシの自然誌 | 平本紀久雄 | 中公新書 | 副題=「海の米」の生存戦略。沿岸漁業を左右するイワシの漁獲周期と、サバ、サンマ、カタクチイワシとの関係をイワシ予報官が語る。1996.7.25 |
わたしの女郎沢 | 福田真子 | 神奈川新聞社 | 調剤薬局社長、川口流地唄舞名取り、多彩な真子さんのミミズ渓流釣り。医学博士のご主人を師とする夫婦釣り。海釣りもあります。2002.10.15 |
うわばみ行脚 | 福田蘭童 1905-1976 |
近代社 | 蘭童の生き方、終生行脚。装丁・野間仁根。1955.6.5 |
ぬらくら夜話 | 福田蘭童 | 高風館 | 蘭童四方山話。装丁・那須良輔。1955.11.10 |
蘭童つり自伝 | 福田蘭童 | 報知新聞社 | 蘭童、釣りの本書初め。カバー・野間仁根。1966.5.25 |
世界つり歩き | 福田蘭童 | 報知新聞社 | 驚くべき旅行の達人。1967.3.10 |
風流釣れ釣れ草 | 福田蘭童 | 東京新聞社 | 蘭童、世界岡釣り行状記。1973.12.25 |
画家の後裔 | 福田蘭童 | 講談社文庫 | 画文=青木繁、文=蘭童&エータロー。親の責任を放棄した親を見つめる子の三代記。1979.5.30 |
わが釣魚伝 | 福田蘭童 | 二見書房 | 蘭童さんは雑文書散らし釣随筆家ではない。栃木水橋の子供時代から、幅広い釣友録まで。こんな人が生き生きとした時代があった。1976.5.10 |
志賀直哉先生の台所 | 福田蘭童 | 旺文社文庫 | 蘭童さんは志賀家の漁師(時々猟師)であり、料理人です。福田蘭童著作の選書です。1982.7.23 |
福田蘭童の釣った魚はこうして料理 | 福田蘭童 | 五月書房 | 笛吹き童子の蘭童さんは釣りの名人、料理の達人、かつ名エセイストです。料理だけでなく釣りのヒントもいただけます。池内紀編・解説。1997.9.28 |
釣文学全集「下巻・海」 | ヘミングウェイ 1899-1961 |
朔風社 | 老人と海他。1983.1.31 |
海流のなかの島々 | ヘミングウェイ | 新潮文庫 | 東工大名誉教授沼澤洽治訳。翻訳文学の悲惨。上下2巻。1977.10.30 |
THE OLD MAN AND THE SEA | HEMINGWAY | 講談社英語文庫 | 辞書を片手に。1991.7.15 |
鮎釣り | 本多道彦 | 文芸社 | 平成11年、27cm、230g、米代川上流にて捕獲。2000.11.1 |
釣りの魚 | 本間敏弘 | 玉川選書 | 魚学者の本は釣人に面白くないが、たまたま動物学者であった釣人のこの本は大変興味深く読ませてもらいました。1980.4.10 |
海釣りの社会経済学 | 本間義人 | 日本経済評論社 | 山里の釣りから-内山節氏の友人ジャーナリストの書いた海釣りの本。やっぱり海では哲学が育ちません。1981.12.20 |
岸辺の群像 | 前野勝美 | 光陽出版社 | 驚きです。TDLの脇でこんなことをしている人たちがいました。浦安の餌屋さんで手に入ります。2000.12.15 |
へら鮒三国志 | 増田逸魚 | 桃園書房 | へらブナ釣りの夜明け物語。1979.4.10 |
釣狂五十年 | 松岡文翁 1860-1941 |
青野文魁堂 | 大変に興味深い昭和初期の釣書。「魚の十大特性」、「釣十ヶ条」他、鮒、釣堀の鯉、鮎のどぶ釣り、鯊つりまで、微に入り細にいるHow to書。1933.5.5 |
続釣狂五十年 | 松岡文翁 | 青野文魁堂 | 前書のあとがき予告通りの続・完結版。手長蝦、すゞき、鯔、鯉、鯰、鰻、はや、やまべ、ヤマメ、たなごまで、数学の先生らしい釣りの教科書。魚の特性、潮の捉え方など今でも参考になります。著者のはしがきが大変に面白い。1933.10.13 |
大釣のこつ | 松岡文翁 | 高陽書院 | さて小生今般此世の名残として「大釣のこつ」やっと脱稿いたし本月中に出版の運と相成申候。就いてはご多忙中恐入候得供何卒貴下の序文を得て巻頭に花をかざり閻魔への土産に致し度・・・。文翁先生あつかましくもまたまた、釣りをしないゴルフ狂いの下村宏(貴族院議員、敗戦当時NHK会長。クーデターを起こした青年将校の脅迫に屈せず、玉音が収録された録音盤の在りかを隠し通した人物。)に序文を強要してしまいました。1936.9.8 |
魚の横顔 | 松原喜代松 | 石崎書店 | 京都大学魚博士のお魚随筆。1971.6.10 |
竹、節ありて強し | 松本三郎 | 小学館 | 六代目東作、和竿を語る。かくまつとむ聞き書き。2000.8.1 |
うまい江戸前漁師町 | 眞鍋じゅんこ | 散歩の達人 | 鴨居から富津まで、東京内湾漁港探訪。良い取材です。2003.1.6 |
港の風景 | 丸岡明 1907-1968 |
三月書房 | ざこくらぶ創設メンバー。随筆とはこんなに清々しいものかと感じながら読みました。あとがきに「この随筆は、聖ロカ病院の339号室のベッドの上で編んだ。」と書き、この年に亡くなっています。 |
文士と釣り | 丸山信編 | 阿坂書房 | 名士(家族も含む)が文士の釣りを書きました。1979.4.25 |
釣本の周辺 | 丸山信 | 東京白川書院 | 本の専門家が本気になって釣の本を集めました。巻末の釣関係文献目録稿は、金森直治の釣本のコレクションをベースに制作してあり、釣本研究者必見。1979.5.25 |
釣の文化誌 | 丸山信 | 恒文社 | 「釣本の周辺」の加筆改訂版。巻末の釣関係文献目録稿が、第3部を加え充実しました。1986.8.25 |
アンダマンの海から | 三木公平 | つり人ノベルズ | 東南アジア研究家の釣りの本。小説もあります。1992.9.10 |
釣り三昧 | 三木武夫 1905-1977 |
マリンジャーナル | 関西磯連初代会長の釣り。挿絵の佐々木壮六さんが素晴らしい。作者はこの本の後書を癌病床で書き出版の4日前に亡くなりました。1977.6.15 |
正統テンカラ逆さ毛バリ復刻 | 右田政夫 | つり人社 | 毛バリ釣りの教科書。稲葉修序文。1995.6.10 |
釣り人料理 | 皆川洋 | 大陸書房 | 春夏秋冬の魚と食べ方。1979.5.9 |
鮎の二年子 | 三宅勇三 | 春秋社 | 川の投網師の草稿随筆集。こんな随筆集があてっも良い。1960.9.30 |
仁淀川漁師秘伝 | 宮崎弥太郎 | 小学館 | 清流の漁師が語り、聞き上手かくまつとむが書く。ダムを造ったらなくなってしまう残された日本の川。2001.1.1 |
アユの話 | 宮地伝三郎 1901-1988 |
岩波新書 | 鮎釣のいまや古典。1960.6.23 |
釣道楽 | 村井弦斎 1863-1927 |
新人物往来社 | 村井米子編。1901年(明治34年)郵便報知新聞に連載。若者の風紀の乱れを憂い、アウトドアを奨励する善導啓蒙小説。ちょっと臭い内容だが人々の出会いがすべて釣り場で行なわれ、新聞連載らしく少女の恋心が底流に流れる、甘酸っぱい釣り小説。釣魚大全もそうだが、何故釣は道徳教育に利用されるのだろうか。1977.10.30 |
定年釣り師 | 村田久 | 小学館 | 元国鉄マン、東北岩手県と秋田県南部を本拠とする渓流釣り師。名文家と思っていました。今日も明日もあさっても釣り日和になって少し文章が丸くなってしまいましたか。2004.4.20 |
私の釣りの旅 | 室生朝子 1923-2002 |
立風書房 | カナヅチのボート恐怖症、岡っぱり、ヘラ鮒、女流釣随筆家。室生犀星の娘であり、恋人、そして犀星研究家。1974.12.31 |
釣りのうたげ | 室生朝子 | 二見書房 | 釣魚名著シリーズ。大正生まれの朝子さんですがとても読みやすい文章を書かれます。名随筆です。1979.7.25 |
トーキョーアオウオ生活 | 茂木薫 | つり人社 | 僕の町,江戸川でアオウオを追う茂木さんの本。2002.10.31 |
魚釣り極楽帖 | 盛川宏 | 筑摩書房 | 釣って、食べて、書き散らかして。釣記者のエッセイ集。1995.8.10 |
釣魚道楽 | 盛川宏 | 中公文庫 | 同上。1995.4.18 |
釣魚礼讃 | 盛川宏 | 中公文庫 | 同上。1997.3.18 |
釣魚歳時記 | 盛川宏 | 文春文庫 | 同上。1998.5.10 |
釣遊記 | 盛川宏 | 中公文庫 | 同上。もう買わないぞ。1998.10.18 |
荒野の釣師 | 森秀人 | 二見書房 | 釣魚名著シリーズ。1976.12.28 |
私本釣魚大全 | 森秀人 | 角川選書 | ウォルトン「完訳=釣魚大全」訳者の釣エッセイ。1979.11.2 |
荒野の釣師 | 森秀人 | 平凡社ライブラリー | 考古民俗学研究者、評論家、釣人。ヘラ鮒が主。評論家には釣の愛好者がいないと評論家の筆者が言っています。1996.4.15 |
ひたすら渓流釣り | 森秀人 | 世界文化社 | 桂歌丸から天野礼子まで22人の川釣師エッセイ。1995.9.10 |
猿猴川に死す | 森下雨村 1890-1965 |
岳洋社 | 探偵小説の父、森下雨村隠棲後の釣随筆。秀作。再刊1996.11.1 「新青年」研究会のHP、会員の部屋→天瀬裕康さんの「時空外彷徨」#9〜#11に雨村のことが書かれています。 |
猿猴川に死す | 森下雨村 | 平凡社ライブラリー | 内容は上記・岳洋社と同じ文庫本。2005.3.9 |
猿猴川に死す | 森下雨村 | 小学館文庫 | 井伏鱒二をはじめとする5氏の序文と、1氏のあとがき、雨村の「天国地獄」を割愛し、他の本文に、かくまつとむの―評伝・森下雨村―と年譜を加えた文庫本。平凡社と小学館が時を同じくして出版。2005.4.1 |
釣りは天国 | 森下雨村 | 小学館文庫 | 1986年土佐出版社版の価値ある復刻。 第2部にアウトドアライターのかくまつとむが「リタイアの名人―評伝・森下雨村―」を書き、釣りキチ流行作家・夢枕獏が解説を書いています。これだけでこの本が如何に名著であるかお分かりいただけると思います。しかし、「猿猴川に死す」と云う探偵小説らしいタイトルに比べ、こらはあまりにも田舎くさい。雑誌「ざこくらぶ」に送稿した「運・鈍・根」も収録。2005.6.1 |
自選釣れづれの記 | 矢口高雄 | つり人ノベルズ | 釣りキチ三平、LASの警告を是非聞いてください。1991.9.20 |
続釣れづれの記 | 矢口高雄 | つり人ノベルズ | 釣と漫画家のまわりのエッセイ。1992.3.1 |
釣れづれの四季 | 矢口高雄 | 平凡社ライブラリーoff | 画文帖。2003.3.17 |
遊々波平釣日誌T | 柳本波平 | 新風書房 | 神戸在住、はまちどりV号のオーナー波平さん。週刊「釣場速報」(関西版)「波平さんの遊YOU日誌」の作者の本。街の名著。挿絵は奥様描。1997.10.25 |
波平波枕 | 柳本波平 | 別冊RANDOM | 遊々波平釣り日誌W。定年を迎えた波平さん。2003.12.1 |
東京都豆南諸島まるごと探検 | 山下和秀 | 三五館 | 八丈島と小笠原諸島の中間、豆南諸島漁師の釣りとダイビングの探検ツアー。2001.4.2 |
山と猟師と焼畑の谷 | 山田亀太郎・ハルエ | 白日社 | 豪雪地帯秋山郷の「猟師」の生活。1983.9.25 |
殺意の海 | 山前譲編 | 徳間文庫 | 釣りミステリー傑作選。「幻の魚」西村京太郎、「溯死水系」森村誠一、「海の修羅王」西村寿行、「鎌いたち」久生十蘭、「寒バヤ釣りと消えた女」太田蘭蔵三、「谷空木」平野肇、「眼の気流」松本清張。2003.9.15 |
釣りひとり | 山村聰 1910-2000 |
二見書房 | 俳優山村聰の渋い顔はこんな知性に裏打ちされていました。ヘラ鮒釣ファン必読の名著です。二見書房釣魚名著シリーズ17冊の第1巻。1974.8.10 |
釣魚大全紀行 | 山本清 | 二見書房 | I.ウォルトンのゆかりの地を訪ね竿を振り、鮭に、パイクに、虹鱒を追う、ロンドン駐在ビジネスマンの英国釣り紀行。釣魚名著シリーズ。1982.5.20 |
青べか物語 | 山本周五郎 1903-1967 |
新潮文庫 | 今は東京ディズニーランド。1964.8.10 |
テンカラ釣り放浪記 | 山本素石 1919-1988 |
つり人ノベルズ | ノータリンクラブ会長。こんな人はもう出ないかも。1996.2.1 |
遥かなる山釣り | 山本素石 | 産報レジャー選書 | 山本素石は釣りばかりでなく、今西錦司さんから教わった訳ではないだろうにフィールド調査の名人であり、名エセイストです。再版-1975.9.5 |
釣山河 | 山本素石 | 二見書房 | 山本素石の釣随筆は、釣のことよりも釣場までのアプローチと、旅先での振れ合いを楽しく聞かせてくれます。文中に見えませんが高度な登山技術と、徒渉能力に裏打ちされた渓流師であり、フィールダーと思います。1975.3.31 |
渓流讃歌 | 山本素石 | 立風書房 | 開高健、今西錦司等を相手にテンカラの名人対談集。小学校卒、天理教分教会長でアマゴ、ヤマメ、イワナとツチノコの研究者。1986.4.15 |
山釣り | 山本素石編 | 立風書房 | はるかなる憧憬の渓から。素石編渓流釣り随筆集。1996.3.15 |
渓流彷徨 | 游魚人 | 友月書房 | 山本素石さんが残したノータリンクラブ会員。さすが筋の通ったエッセイとテンカラは天才素石譲りです。2003.3.吉日 自費出版、注文はメールで ---> K.Ishihara |
岩魚幻談 | 湯川豊 他 | 朔風社 | 渓の最奥部に棲む岩魚の持つ霊力と、魚止めの滝の淵に挑む釣り人の息づかい。朔風社の川釣りアンソロジー三部作、第一部、20人の渓師の書下ろし。1983.5.20 |
21のヤマメ物語 | 湯川豊 他 | 朔風社 | 岩魚幻談に続く、朔風社の川釣りアンソロジー三部作、第二部、21人の渓師の書下ろし。ヤマメ釣師の中には岩魚を追わない人がいて、アマゴ狂いにはヤマメにさえ竿を出さない人がいました。三部作、第三部は井伏鱒二の欄に掲載の鮎つりの記。1984.3.20 |
悪夢で乾杯 | 夢枕獏 | 角川文庫 | 確かに夢枕獏先生の釣りは悪夢のようです。1991.4.25 |
鳥葬の山 | 夢枕獏 | 文春文庫 | 「渓流師」を含んだ短編集。1993.12.10 |
本日釣り日和 | 夢枕獏 | あんず堂 | 本当に天才釣師、と尊敬する遊び人の釣り快楽本。1997.2.10 |
釣り時どき仕事 | 夢枕獏 | 中公文庫 | 釣りは行動力、仕事は能力。一生の幸福は釣りを覚えることから。2000.7.25 |
本日釣り日和 | 夢枕獏 | 中公文庫 | 釣行大全 日本編、文庫本。2001.6.25 |
本日釣り日和 | 夢枕獏 | 中公文庫 | 釣行大全 海外編。2002.6.25 |
海トンボ自伝 | 吉野熊吉 | 論創社 | 深川、釣宿「吉野家」主人の自伝。埋め立ての前の東京湾と、戦前の漁師生活を知ることが出来る。1983.8.10 |
セーヌの釣りびとヨナス | ライナー・チムニク | パロル舎 | さすがフランスの釣りの本。おしゃれな釣り人童話。2002.9.20 |
さもじろうの釣魚たいへん | 渡辺遮莫次郎 | 一葉社 | 「秩父谷のヘンテコ絵かき さもじろうの釣魚たいへん」。第1部、渓谷アタフタ釣行譚。第2部、怪魚類画集。第3部、女形イキモノ酔夢譚。抱腹絶倒の「金玉蝦蟇蛙の漁拓]をお楽しみください。1998.5.26 |
つれない釣の話 | 渡辺格 | 鎌倉書房 | 学習院のおぼちゃまの頃からヤマメを追っかけ、伊豆河津の竿師と出会い鮎を引き、船釣も愉しみ、釣料理を語る。釣のやりすぎで三浪して東大に入学したエリートサラリーマンの釣話。装幀=那須良輔。何とカバーの裏に著者が釣り上げた29cm(実寸30cm)、300gの香魚(鮎/原寸大)の魚拓が印刷されています。1982.1.20 |
野べら讃歌 | 渡辺紀行 | 五月書房 | 副題=日本縦断釣り紀行。ヘラブナを求めて北海道、礼文島北端の久種湖まで行ってしまった俳優の釣行記。1985.7.18 |
釣りびとの十二ヶ月 | 渡辺紀行 | 北宋社 | 俳優へら師の釣りと料理のハウツー歳時記。1996.8.5 |
釣りキチのないしょ話 | わちさんぺい | 二見書房 | 漫画家わちさんぺい流「魚の口説き方」。1984.10.20 |
釣りバカにささげる本 | 「われら釣り天狗」編 | 青春出版社 | 副題=これを知ったら釣り師の天才。結構ためになるHow to物です。1976.5.15 |
自然読本 魚 | 雑誌 | 河出書房新社 | 自然読本シリーズ。随筆から学術論文まで。1980.8.18 |
水の趣味 | 雑誌 | 水之趣味社 | 月刊誌。第21巻7号。A5,84頁。まだ六角竿にテグスの時代です。1953.7.1 |